Outlookで予定表が同期されない?!
Outlookアプリを使っていると、予定表の更新が遅れる、または更新されないという問題が発生することがあります。これによりダブルブッキングなどのトラブルが起きることもありますが、今回はこうした問題を解決するためのいくつかの方法をご紹介します。
Web版Outlookを活用する
まず最初に試していただきたいのが、Outlook on the web(Web版Outlook) の利用です。アプリ版とWeb版では同期のタイミングに違いがあるため、Web版は同期の問題を回避するための最も簡単で確実な方法です。もしアプリ版で更新が反映されない、遅れると感じた場合は、まずWeb版を確認することをおすすめします。
また、日ごろからWeb版とアプリ版の両方をチェックしておくことで、同期漏れを防ぎ、予定の管理がより確実になります。
キャッシュを削除する
次に試すべき方法は、キャッシュの削除です。Outlookアプリは、OSTファイルというローカルファイルを使用して、オフラインでもメールやカレンダーの情報にアクセスできるようにしています。このOSTファイルが大きくなると、同期に不具合が発生することがあります。特に、複数の予定を管理している場合や、長期間使用していると、このファイルが膨大になりがちです。
OSTファイル削除の方法
Outlook(Classic版)から以下の手順でOSTファイルを削除できます。
- ファイルタブを開く
- アカウント設定を選択
- アカウント設定を再度クリック
- データファイルを選び、OSTファイルをクリック
- 場所を開くを選択

- PC上のOSTファイルの場所が開いたらOutlookを閉じ、OSTファイルを削除(自動で再作成されます)
さらに、プロファイルの再構築を行うことで、同期の問題が解決することもあります。プロファイルの削除と再作成方法は以下の通りです。
- コントロールパネルからMail(Microsoft Outlook)を開く
- プロファイルの表示を選択
- 現在のプロファイルを削除
- 新しいプロファイルを作成(少しファイル名を変更)
Caution
OSTファイルを削除し、プロファイルを再構築すると、メールの履歴が再同期されるまでに数時間かかることがあります。また、この方法が必ずしも問題解決につながるわけではないことも理解しておきましょう。
紙で確認する
Web版やアプリでの同期を確認した後も、情報の遅延はどうしても避けられないことがあります。特に、時間が限られている場合や重要な予定が重なっている場合、アナログ的ではありますが、直接確認することが最も確実な方法です。予定表の持ち主や管理者に確認することで、ダブルブッキングやスケジュールのズレを防ぐことができます。
まとめ
Outlookアプリの同期に関する問題は、主にWeb版の使用やキャッシュ削除で解決できることが多いですが、場合によっては直接確認することが最も効果的です。アプリ版とWeb版のダブルチェックを習慣にすることで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズなスケジュール管理ができるようになります。