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PCが水没したとき、あなたが取るべき行動とは?

オフィスに潜む水没トラブル!
日本の四季では梅雨や台風など憂鬱な湿度や雨の多い時期はつきもの。水害には日頃から備えておきたいところですが、パソコンの「水没トラブル」も毎年必ず発生しています。
「離席して戻ってきたら、加湿器の霧がキーボードに滝のように降り注いでいた…」「コーヒーを倒してしまい、PCがずぶ濡れに」「帰宅途中、ゲリラ豪雨でバッグごと水没…」など、現場で時折直面する光景です。
今回は、万が一PCが水に濡れてしまったときに、正しい対処法とやってはいけない行動をわかりやすくご紹介します。

最初に取るべき行動・応急処置

まず最初に重要なのは、慌てず冷静に状況を確認し、必要な対応を取ることです。PCが濡れてしまったら、すぐに電源を切ってください。可能であればACアダプターやバッテリーも取り外しましょう。これは、通電によるショートを防ぐために最も重要な対応です。
続いて、表面の水分を丁寧に拭き取ります。柔らかいタオルやティッシュで優しく水気を取り除きましょう。その後は、ドライヤーなどの熱を使わずに、風通しの良い場所に静かに置いて自然乾燥させるのが最善です。

一方で、逆さにしたり、PCを振ったりするのは逆効果です。内部に残っていた水がかえって深部へ浸透し、被害を拡大させてしまいます。また、「自分で分解すれば直せるのでは?」という気持ちもわかりますが、それによって保証対象外となるケースがあるため、絶対に避けてください。そして何より、濡れた状態で再度電源を入れるのは最も危険な行為です。内部の基板がショートし、完全に故障してしまう恐れがあります。

IT部門への申告は正直に、早めにが鉄則!

PCが故障したとき、IT部門への申告に疚しさを感じる方も多いかもしれません。実際、「なんか電源が入らなくなって…」と、視線をそらしながら説明を始める場面は少なくありません。しかし、IT担当者はそのようなケースに慣れていますし、誰かを責めるためではなく、適切な対応を迅速に行うことが目的です。怒られるのではないかと不安に思わず、事実を正直に伝えてください。

水に濡れた経緯、どの程度の水濡れだったのか、どれくらいの時間が経っているかなど、できるだけ詳しく伝えることで、復旧の可能性や必要な対応を正しく判断できます。申告が遅れたり情報が曖昧だったりすると、対応が後手に回り、結果的に被害が拡大するリスクが高まります。

IT管理者の対応と修理プロセス

正直な申告を受けた後、IT管理者は速やかに対応を開始します。多くの企業では、メーカー(DellやLenovoなど)との保守契約を結んでおり、オンサイトでの出張修理を依頼することが可能です。修理に出す前には、内部のデータが残っているかどうかの確認も行い、必要であればバックアップの取得やスペアPCへの環境移行を行います。
こうした一連の対応により、エンドユーザーさんへの業務への影響を最小限に抑えることができます。また、トラブルが発生した原因を調査し、必要に応じて社内での注意喚起など、再発防止の施策を講じるのもIT管理者の重要な役割です。
ちなみに、水没や落下といったユーザー起因の事故であっても、多くの法人向け契約では、ユーザー過失に起因する故障についても修理対象とされています。ただし、1台あたり年1回の利用に限られるといった制約もあります。これにより、無償修理の対象として修理対応することが可能です。ただし、契約内容によっては補償対象外となっている場合もあるため、その場合は5万円~10万円程度の高額な有償修理となる場合もあります。

再発防止のためにできること

人は誰でもミスを犯してしまいます。重要なのが、日頃からリスクを意識し、具体的な防止策を講じておくことです。
まず、データについては日常的にOneDriveや共有ドライブなどへ保存を行うことをおすすめします。これにより、万が一PCが使用不能になったとしても、重要なファイルの損失を防ぐことができます。
次に、持ち運びの際には防水性能のあるインナーケースやパソコンバッグを使用することで、外出先でのゲリラ豪雨でも保護されやすくなります。また、加湿器の設置場所や飲み物の置き場所にも注意し、PCの近くに水分を置かない、作業の導線上にコップを置かない、極力蓋のついた容器を利用するなど徹底するだけでも、事故のリスクは大幅に下がります。

Tip

・OneDriveや共有ドライブにこまめに保存する
・防水性能のあるインナーケース、パソコンバッグ
・加湿器をPCの近くに置かない
・飲み物をPCの近くに置かない
・コップを作業導線上に置かない
・フタ付きの容器を使う

水没トラブルは決して珍しいことではありません。誰にでも起こりうることであり、恥じたり責められたりする必要はありません。 大切なのは、いざというときに冷静に行動できるか、そして正確に情報を伝え、再発を防ぐ意識を持てるかどうかです。

トラブルシューティング著者: YN読了目安: 4分

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